ものは試し。

こころの赴くままに

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罪作りな話(色恋ではない

karariです。

 

生きていると、いろんなことがありますね。起きる出来事にどう対処し処理して来たかによって、美化されたり恨みつらみとなったり、感謝になったりと記憶として潜在意識の奥底に残されていきますが...

 

処理出来ないまま時だけが流れて行くことは、辛いし苦しいものだと思うのです

 

今日は、と〜っくの昔に時効となっている、人身事故をおこした人の話になります

 

車の免許更新に続き、くどいようで申し訳ございません

 

少し長くなりますので、目に止まる部分だけでも気に留めて頂けましたら幸いです

 

車にはねられた

まだ車の免許を持たない東京で独り暮らしの頃。

 

東京杉並区高円寺に向かう直線道路。朝、バイト先に向かうため自転車で走っていると、横道から来た車に環状七号線(通称環七)に自転車ごと跳ね飛ばされました

 

随分むかしの事ですので、断片的なことしか覚えていないのですが...

 

一枚のメモ用紙

環七は非常に交通量の多い幹線道路です。その道路に自転車ごと飛ばされ、起き上がろうと気づいた時には、周りに人がいたような記憶があり「病院に行った方がいいよ」という言葉が残っています

 

無傷ではなかったけど、起き上がれたし「大丈夫」とバイト先に向かいました。当時は携帯電話も無かったですし、行かないことには連絡出来ませんでしたから…

 

はねた車の人からは「何かあったら連絡して」と氏名、住所と電話番号を書いた1枚のメモを渡されました(正に今こそが何かあった時だろ)と過去に突っ込み入れたくなりますが、朝の時間帯で、どちらも仕事に向かわなければならなかったのです

 

その後、渡されたメモに書かれた電話番号に連絡することはありませんでしたので、氏名も偽名だったかも知れませんし、相手のことは何もわかりません。

 

相手もこちらのことは何もわかりません

 

ただ、数年間は「自分をはねた奴」と思いながら、そのメモを見ていました。

 

ここまでは、被害者と加害者立場は、はっきりしていましたから。

 

時が経ち、そのメモも破り捨て、それっきりです

 

墓場まで持って行くのか武勇伝なのか

免許を取り車に乗るようになったのは、人身事故に遭ってから随分経ってからです。あの時、わからなかったことがわかって来ました

 

人身事故を起こした場合、過失運転になりますから通報や救護義務も発生します

 

何より相手のケガが心配になると思います「大丈夫」と立ち去ったことで、これらの全ての罪から加害者(自分をはねたひと)は逃れることが出来ました

 

その時、人身事故を起こした人は、ほっとしたでしょうね

 

自ら立ち上がって「大丈夫」と去って行ったのですから...

けれど思うのです。

渡されたメモに書かれた名前や電話番号が嘘でなかった場合(いつ連絡が来るか)と生きた心地はしなかったのではないか...

 

こちらがメモを破り捨てた時のように、時の流れと共に怖れているような気持ちも無くなっていったかも知れない

 

そして武勇伝のように「俺むかしさぁ~、若い子はねちゃって」なんて家族や知人なんかに話しているかも知れない。それを聞かされた人たちは笑えるのだろうか...

 

それか、人身事故を起こしたなんて誰にも言えず、言えないまま墓場まで持って行くつもりなのかも知れない

 

いずれにしても、その後の人生は幸せなのだろうか...と。

 

(いい加減慣れないものか)と思いますが、運転中、横道から車が見えるだけで毎回、ドキッとしますし、スピードが怖いです。だから運転はとても疲れます

 

同じようにはねた人だって、あの時の自転車に当たる衝撃音やら何やらは、消そうとしても消えない記憶となって奥底に残っているのではないだろうかと思うのです

大丈夫と立ち去ることは罪作りなこと

自転車と車の事故は後を絶ちませんし、いつ被害者になり加害者になるかなんてわかりません

 

自分のように「大丈夫」なんて立ち去らず、周りの人も通報してほしいです。

 

立ち去ることで過失運転だけではなく、通報義務違反.救護義務違反まで罪として背負わせることになるからです

 

被害者と加害者は、はっきりしている。

 

だから「自分をはねた」と思っていたことも、そうではない、立ち去った自分も悪い。

 

だから「自分をはねた」となって過去の記憶はデータ更新されています

 

時が経ちました

 

はねた人も幸せであって欲しいと思います

 

このブログを見てくださる方も幸せであって欲しいと願っています💖

 

最後までお付き合いくださりありがとうございます

またいらしてくださいね☆