karariです。
テーマ執着
何故、突然kちゃんは居なくなったのか...
特に喧嘩をした覚えはない。Kちゃんが何に不満を持っていたのかさえ分からない...
これまでの経緯↓
Kちゃんが居なくなり、独りでは広すぎる部屋と一人では払えないアパートの家賃...スクールのお月謝....
喫茶店のバイト(たぶん)に行き週末スクールに通う...
維持して行けない...
なんとかしなければ...
後を付けられていた
ある日。
スクールの先輩がアパートに来た...
顔を知っている程度の先輩だ
このアパートに住んでいることは、誰も知らない筈なのに...
スクールから付いてきたと平然と話していた...
普通に怖い
1.先輩と云うこともあり、アパートの玄関先で立ち話をするが、部屋に入る入れないの押し問答になる...
2.先輩は人が通りかかると、更に大きな声を出す...
3.本当に近所迷惑だ
4.致し方なく部屋に入れる
意味がわからない
- 何を思って後を付けて来たのかわからない
- 会話が成立しない
- 交際を迫ってくるようでもない
- 話しているというより「しゃべっている」
- ただ一人でしゃべっている
例えばそれは、仕事の事なのか、スクールのレッスンについてなのか、自分の趣味の事なのか、宇宙の事なのか...
さっぱりわからなかったし、何をしゃべっていたのか記憶にない
ただしゃべっていた
そしてなかなか帰らない。
ただしゃべっている先輩を前に、じっとしながら時間だけが過ぎていた...
相手がいつまでも帰らないなら、自分がアパートを出る...
時間を潰し戻ってくると先輩は居なくなっている...
記憶があいまいだけど、だいたいそんな感じ
この日を境に1~4、そして先輩のしゃべが繰り返されるようになっていく....
アパートに帰ることが怖い...
早々に...
逃げるように...
オンボロアパートへ引っ越した
突然いなくなったKちゃんのことも
先輩のことも、まるで意味がわからなかった...
それがわかったのは数年後のこと...